甘々王子にユウワクされて。



情けないとこ見せてごめんね、なんて謝って、先に車で帰ったゆうの両親。


残された俺達もなんとなく帰途についた。



それから夜までどう過ごしたかは覚えてないけれど、その日見た夢ははっきり覚えている。




ゆうが、出てきた。


寝ている俺に一歩一歩歩み寄ってくるゆうが。


だけど俺はゆうに気づいているのに動けなくて、いつの間にかゆうは俺に跨っていた。



頭からだらだらと血を流して、そしてその血を拭おうともせずに。


可愛い顔と紺のセーラー服をただ汚して。


そして笑顔で俺に話しかけるんだ。




「……あきくんの、せいだよ?」




狂った声で。



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