甘々王子にユウワクされて。
なんとか空席を見つけて鞄を下ろすと、両手にドリンクを持ってやってきた木林くん。
商品の出来上がる速さに驚く。
「ありがとうございます。代金……」
「あぁいいよいいよ! 100円だし」
「安……ッ!? あ、いや、そういうわけには」
財布を取り出そうとするわたし。
だけどそれでも断られてしまう。
「いーって。あれ。授業料ってことで!」
ガムシロいる? なんて聞きながら、笑っておごってくれた。
一個だけ受け取りつつ、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「……ありがとうございます」
「ん! じゃあよろしくせんせー」
彼の元気な声で、特別授業が始まった。
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