【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「京也、私……京也がいなかったら、きっと壊れてた…。京也がいてくれて、良かった…!」
残酷な言葉だと思う。
でも本当に、京也がいてくれて良かった。
ごめんね京也。
結果的に、あなたを傷つけてしまった……
「……そうか。それなら良かった」
京也はフッと笑い、また歩みを再開させた。
「行こう、咲誇……」
「う、ん…」
蓮央に促されるまま、私は京也の部屋から出た。