青空ライン~君が居た青春~


「たとえば……神里、今日はstill kingはホールだよな?」


直山先生はいきなり私に聞いてきた。
私は少しビックリしたものの、いつも持ち歩いている手帳を確認する。


「……あ、はい。……あと、確か講堂はringhellだったと思います。」


「おー、そうかー。……まぁこんな感じで、学院のトップユニットしかそこは使えないってことだ。」


「そーなんですかぁ~……。」


少し納得したのか、わかった、という顔をしている。


「神里さんはぁー、なんのユニットをプロデュースしてるの~?」


その声に、また鳥肌が立つ。
……先生が居るからって、そんな声で私に喋りかけないでよ。





< 363 / 701 >

この作品をシェア

pagetop