青空ライン~君が居た青春~

ますますはぁぁぁぁぁーーー?!


「んじゃあ男だけじゃん!!女の子は?!」


ううっ……。
学院が男ばっかりだから女の子といっぱいしゃべれると思ったのにな……

高校生になってから、女の子の友達一人もいないんだもん……。


「それがさぁ、西園寺のユニットって、アイドルの女の子達の間で今、大人気でこの前とかもいろいろあったじゃん?……だから一緒にいるのは危険ってことで本番当日しか一緒にしないんだよ。」


日向はそう言って、仕方ないんだよって言った。


「そっか……。頑張るよ!」


「あぁ。……俺もあんまり男がうじゃうじゃいるところで波瑠を行動させたく無いんだけどな……。」


日向はボソッと呟いた。
……なんで行動させたくないんだろう?……迷子になるから?!

……いや、こんな年で迷子になるわけないか。

私はその呟きは聞こえてたけど、あまり深く考えなかった。

その呟きの理由がわかるのは、まだまだ先のお話……。




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