青空ライン~君が居た青春~
 

「優斗くんと浩輝くんは何をしたって言うの?!あなたはプロデューサーじゃないの?!プロデューサーがどうしてこんなことするの……っ!」


「……っ。うっさい!私はあんたみたいに元からアイドルじゃない!経験もない!なのに……、なんで比べられなきゃいけないのよ……っ!」


やっと口を開いた藤宮さんの目は、真っ赤だった。


「世間はあなたが経験があるとかないとか関係ないの!!結果だけなの……プロデューサーは……。でも……プロデューサーっていう仕事が大好きなのっ……。だって、アイドルの輝いている姿を一番近くで見れるし、お客さんの笑顔だって見れるんだよ?そんな仕事、プロデューサーしかないんだよ……!」


still kingだって、star - meicarだって……プロデュースするの、ほんとに楽しかったから。
皆が一番頑張っているところを応援することができて、皆がファンの人に笑顔にさせるところも近くで見ることができる仕事、ほかにはない。

皆と一緒に作り上げていくライブは、私にとって、かけがえのない時間だから……。




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