青空ライン~君が居た青春~


「安心できないって……。」


浩輝くんはどん底につき落とされたような顔をして、俯いてしまった。


「……俺達は優斗を信じるしか……今はできない。」


「そうだね……。」


今にも消え入りそうな声で会話をする祥也くんと浩輝くん。

この事は、star - meicarの未来に関わってくることだから、空気が重くなることも仕方がない。


「……私、優斗くんに会いにいってくるよ。病室、どこかわかる?」


きっとこれは、star - meicarだけで話さなきゃいけないことだと思った私は、今のうちに優斗くんに会いに行こうと決めた。


「あ、……左隣の部屋。」


「ありがとう。」


そうして私はそーっと病室からでて、隣の病室へ入った。



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