青空ライン~君が居た青春~


「さっきそれで直山先生が呼んでたぞ。」


その話に入り込むように祥也くんが歩いてきた。
直山先生……かぁ。
先生と言えばもう直山先生しか出てこないなぁ。
そんなどうでもいいことを考える私。

 
「あ、祥也くん。……ほんと?どこにいるの、直山先生。」


「きっとあの人なら職員室じゃないか?」


祥也くんは何かを思い出すように言った。
……あの人なら、きっと入学式なんてでないだろうしね。


「あー、職員室ね、ありがとう。」


あんまり遅いと、あの先生でも怒るだろうし……早めにいく方が身のためだろうな。


「じゃあとりあえず職員室行ってくるー。」


「いってらっしゃーい!」


私は3人にそう言って手を振り、私は祥也くんに教えてもらった通り、職員室に向かった。

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