青空ライン~君が居た青春~


「あ、そう言えばさ……波瑠、皆と連絡、まったくとってないの?日向とも?」


「うーん、蒼生とか美緒子とか陽太郎とか大輝は一ヶ月に一回くらいは連絡とってたんだけど。あ、でも直湖は不定期。日向だけが取ってないんだよなぁ……。」


「え~ーーーー?!」


そんな心咲の驚いた声が職員室に響く。
う、うるさっ!
み、耳が……きーんってする……。


「波瑠なら日向と一番連絡とってそうなのに……なんかあったの?」


心咲は私が日向と連絡をとってないのがそれほど心配なのか、心咲の眉は吊り下がっている。
別に、私と日向と間になにかがあったわけではない。
でも多分、昔は幼馴染みという関係が中心だったのに対して、ここ最近はholy wayの関係が中心だったから、それがなくなった今、お互いに喋りにくい、と感じてしまうんだろうな。


「別になにもなかったけど……なんだろね、holy wayが解散してから、日向となんとなく喋りにくくなったんだよねー……。」


「そっかぁ……でも……波瑠、日向と連絡とってみて?日向、多分波瑠のこと気にしてるだろうし。」

 
「うん、今日の夜にでもかけてみるよ。」


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