青空ライン~君が居た青春~
そんな風に自分を責めていると、教室のドアが開いた。
「おはよう!」
「おはよー、波瑠ちゃん!」
二人はあまり、一緒に登校する姿はみないが今日はなぜか二人で来たようだった。
「あ……二人とも……おはよ……。」
私は今にも吐きそうな口を抑えながら、掠れた声で二人に顔を向ける。
「なんで茉優が?……ていうかっ、波瑠ちゃん、どうしたのっ!!」
「ちょ……波瑠ちゃん、顔色悪すぎるよ?!」
……顔色悪すぎるのは自分でもわかるんだけどね……。
二人は血相を変えて私を心配してくれているようだった。
「だ、大丈夫……。今からstar - meicarのプロデュースしなきゃならないし……確か今日は体育館だよね……。」
体育館は使える日が限られてるし、今日は雨だからとっておきの場所だ……。