青空ライン~君が居た青春~


「……っなら、修学旅行の夜、言うから……!……というか、相談に……のってほしい、です……。」


そう言って力なく笑う波瑠ちゃん。
……波瑠ちゃんが誰かに相談する、なんて、前まではなかったから……嬉しかった。


「……ほんと?!僕、なにできるかわかんないけど……相談に乗るくらいはできるから!」
 

「ごめんね、優斗くん。ありがとう。」


波瑠ちゃんの隣に居られなくても、波瑠ちゃんの笑顔だけは……僕が守りたい。

波瑠ちゃんの悩んでる姿なんて、僕は見たくないから……。


「なら波瑠ちゃん、修学旅行までは考えないようにしてね?」 


「うん……頑張るよ。」


きっと波瑠ちゃんが今、悩んでいることは……少し先の話なんだと思う。
でなきゃ、修学旅行の夜じゃ遅すぎるからね。

波瑠ちゃんが悩んでいることって、ほんとになんだろう……。
でも、なにか未来の話で悩んでいる気がするのは気のせいかな。
なにか、未来の生き方を、悩んでいるような気がする……。




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