青空ライン~君が居た青春~
でも、そんなことは誰も波瑠ちゃんには聞けないから……皆、戸惑っている。
「っていうか、私はマネージャーの仕事も出来ると聞いて、プロデューサーになったわけだし。その分、皆についていけない日もあるから……つける日は、とことんついていきたいって思ってるから♪」
「……ふふっ、波瑠にゃんありがとー♪」
「えー?なんでー?」
浩輝くんは勢いのまま波瑠ちゃんに抱きつくと、ありがとうと連呼していた。
「……まったく。」
「もうちょっと空気を読めよな~?」
そんな浩輝くんをみて、祥也くんと琉生くんは和んだのか、苦笑いを浮かべている。
そんな仲間をみて……僕もつられて、笑ってしまった。
今、波瑠ちゃんはどんな気持ちでいるかなんて……知るはずもなかったんだ。