派遣社員の孤独と憂鬱
15年前、鈴鹿で寮生活をしていた時は、本当に何もなくて、それも初めの頃は相部屋だったにもかかわらず、不平も言わずやっていけていた。

でもこの歳になると贅沢になり、DVDがないやら、ベッドがないやら、交通手段が不便だからクルマを持ってきたりやらで、気がついたらかなりの出費。

これは中途半端に辞めて帰ったらマイナスやぞと、腹をくくった。

それでも、新居を整えていくのは楽しい。

そんな週末を過ごし、初出勤の日を迎える。
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