ベビーフェイスと甘い嘘
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「……で、話って何?」
『話したい事があります』……と、私からLINEを送ったのだから九嶋くんにそう言われるのは当然の流れなんだけど、いざ目の前で話をしようとするとグッと言葉に詰まってしまってなかなか話を切り出すことが出来なかった。
「大丈夫。時間があるならゆっくりでいいよ。翔は芽依さんの所にいるんでしょ?……だから、思ってることも、抱えてる気持ちも全部話して」
そんな私の気持ちも、目の前のこの人はちゃんと分かってくれている。
少しだけ軽くなった気持ちを奮い立たせるように、ふぅ、と少しだけ深く息を吐き出して、それからゆっくりと息を吸った。
いつも私の気持ちに向き合ってくれる九嶋くんに、ちゃんと私の想いを伝えなければいけない。
今日はその為に来てもらったんだから。
「ーーあのね、」
そして私は、この二ヶ月の間に起こった事を少しずつ話始めた。