一生続く恋をしよう。
次の日。

1度家に帰り着替えをすますと、比呂人のマンションの入口で待つ。


駐車場から1台の外車が出てきたと思ったら運転席に座るのは比呂人だった。



「比呂人車あったの!?」


「お前俺をいくつだと思ってんだよ。」


そう言って比呂人の助手席に座る。


運転する比呂人はいつもかけてないメガネをしている。


運転の時だけメガネをするらしく、


その姿にまたキュンキュンくる。


「どこ行くの?」


「奈々、映画観たいのあるって言ってだろ?あと新しく出来たショッピングセンター、行きたいって。」



比呂人ってホント、優しい。


さりげなく、私を甘やかす。


「言っとくけど!!俺もたまたまその映画見たかっただけだし!!ショッピングセンターは、仕事の調査だし!!そのついでだからなっ!!」


……映画は、恋愛ものだよ?


素直じゃない比呂人が大好きだよ。


プライベートでは、こんなに可愛くって言ったら怒られるけど、可愛いのに


仕事はあんなにクールでデキル男なところがホントに凄いと思う。


「……ありがと。比呂人。」


そう愛を込めて言ってみる。


ずっと、こんな時が続けばいいな。




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