一生続く恋をしよう。
「んーとね。うちのゆずちゃんと、メンズの健人君がいい感じで………二人に協力したいなって思ったんだもん。」


「そっちは別にいいよ。」


「………じゃあどっち?」



そう言うと比呂人は不機嫌そうに黙る。


「俺に言わせんな。」


そう言ってさらに不機嫌。




んー。




あっ。



同期の矢田君だ。



さては、比呂人のやつ矢田君に嫉妬してるんだな。



「………比呂人ってば、矢田君の事気にしてるんでしょ?」



ニヤニヤしながら聞いてやる。


「てめぇ。なんか楽しそうだな。」


「私は比呂人が大好きなんだもん。他の人なんて見てもないよ。」


そう言うと比呂人の耳が少しだけ赤くなる。


「それより、比呂人………それ、なんて言うか知ってる?」


妬いた。って言わせたくて聞いてみる。



「………お前まじそういうとこあるよな。」


「そういうとこって??」



「俺に恥ずかしい事を言わせたがるとこ。」



「………恥ずかしい事って??」



「あーもーめんどくさっ!嫉妬だよ!嫉妬!!妬きました。ヤキモチです。これで満足?」



フフン♪


と鼻で笑ってやると、比呂人にソファーに押し倒される。


「……じゃあ今からお仕置きな。さっき言わされた分までしっかり追加してやるから。」


「けっ、けっこうですぅー。」



「まぁ、そういうな。今日は時間がたっぷりあるからな。」


そう言って比呂人に宣言通りたっぷり愛してもらって今日は比呂人の家にお泊まりすることに。



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