一生続く恋をしよう。
昼休憩。社員食堂で列に並びながら、さっき言われたことを考える。


三木店長には何でもお見通しなのかな。


本当にドキっとしたなぁ……


「はいっ!!カツ丼ねっ!!」


社食のおばちゃんから受けとり社食専用のカードでお金を払う。


天下の花光百貨店は、社食も美味しくメニューも豊富。
そのため駅ビルという好立地にも関わらず、社食で昼食をとる人が多くいつでも満席に近い。


「今日も混んでるなー。仕方ない、相席させてもらうかぁ……」


私は二人がけのテーブルに一人で座っている人を見つけて相席をお願いする。


「どうぞ。」



そう言ったのは、黒木マネージャー。


「………カツ丼とか色気ねー女。」


「なっ!べ、別にいいじゃないですか!!」


口ではそう言うものの、内心めちゃくちゃ恥ずかしい。


黒木マネージャーは食べ終わっているけど席を立とうとせず、私をずっと見てくる。

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