失い続けて見つけたモノ
最後の太陽
もう梅雨だと思っていたが…
今日はまだ暖かい太陽がさんさんと降っていた
もう晴れは今日ぐらいだろうな…
しばらくこの太陽も見れないのか…
そう思うと今までにくかったこの暑い太陽さえなごりおしい…
「「海〜♪」」
「あれ?ダメじゃん保健所から逃走しちゃ」
私は侑のネタを引っ張った
「ちゃんと飛田家から来ました」
「俺もちゃんと愛するマイホームから来たよ」
少し不意打ちだったようだ
昌也は意味の解らない事をぬかしている…
「朝から五月蝿いね〜」
後ろからニコッとしながら侑が吐き捨てた
「朝ってなんでいつもこうなんだろう(ノ_・。)」
昌也が太陽にむかって泣き叫んでいた