PureLove 真実の愛 (完)
あっという間に迎えた
結婚式当日。


朝.早くに携帯が鳴った。


「もしもし…旬。」


「隼人か…。」


「忙しいのに悪いな。
時間.大丈夫か?」


「おぅ…新郎は式の2時間前
に入ればいいんだってよ。
結婚式っていうのは新婦が
主役だからな。(笑)」


「そっか…。(笑)いよいよだな。
お前.緊張してんじゃねぇの?(笑)」


「緊張する間もねぇよ。(笑)
今の電話で起こされたんだから。」


「のん気な奴だねぇ…。
まぁ.お前らしいけど。(笑)
じゃあな…頑張れよ。」


「おい!!それだけかよ!!
何か他に言う事ねぇのかよ?」


「ねぇよ…!!じゃあな…。」


隼人は本当に電話を
切りやがった…。


俺は笑ってしまった。


隼人らしい…。(笑)


これがあいつの優しさ。


特別な言葉は無くても
俺と隼人にしか.わからない気持ちが伝わった。


本当…お前って
不器用な奴だよ…。(笑)


隼人…ありがとな。
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