オニゴロシ


「‥‥遅い‥‥‥?」


ナイフを振り回しながら、

がむしゃらに走っている宮野さん。


しかし、運動が得意ではないのだろう。

体育の長距離でも、

いつもビリから二番目くらいだったのだ。

どんなに頑張って走っても、

他のクラスの子たちには

追いつきそうにないくらいの

スピードの差があった。


「殺す‥‥‥殺す!!
みんな殺してやるぅうあぁあああ!!!」


しかし、

宮野さんはしつこくみんなを追いかけ回す。


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