小さい気持ち


「目、腫れてる」


「あ…これは昨日寝過ぎて…」




「なんで泣いたの」


「だから…寝過ぎ「怒るぞ」



相川くんの顔は真剣で、思わず目をそらしてしまった。するとやっと後頭部から手を離してくれた。



「夏」


相変わらず相川くんは真剣な顔をして、夏を見つめる。




「………あのね、」
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