微笑んだ先に咲く花
次の日私は重い足を引きずって学校へ行った
私は家から徒歩20分のところにある公立高校に通っている
いたって普通の高校
…ではないかも。
いわゆる不良高校
男女共になんとも言い難い髪の色をしている
そんな中で黒髪の私は当然のように周りから浮いていた
でも友達がいないわけではない
たまに話し掛けてきてくれる時は自然な笑顔を意識していた
でも今日は無理っぽい
昨日のことでまだ震える
それでもその震えに気づかないフリをして1日を過ごした
大丈夫…大丈夫
お兄ちゃんがそう私に言い聞かせ、胸元のペンダントを強く握る