微笑んだ先に咲く花




一人暮らしの家を出て私はネオン街へと向かった


ネオン街は落ち着くんだ
たくさんの声が聞こえてくる
だから一人で孤独じゃないんだって、思わせてくれる。




ネオン街の光に包まれて私は何も考えずにひたすら前へ歩いた


今日は人が多いなぁ…とか適当に思っているとある路地から男の人たちの争う声が聞こえてきた


それと共に私は歩くことができなくなった




喧嘩に興味がある訳じゃない。
むしろ…血が嫌い



洗っても洗い流せない血
それを見るのだけは嫌だ



だからといって通りすぎることもできなかった




ただ地面に足が張り付いたみたいで





















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