微笑んだ先に咲く花
ある日、連絡の途絶えていた実家から電話がきた
俺の馬鹿親父が癌だそうだ
まあ、早く言えば家に帰ってきて継いで欲しいそうだ
俺の親父は世間でいうヤクザ
そのおかげで俺は昔から友達という友達ができたことがない
噂はどこからでも立つ
そのせいで俺はいつも1人だった
そんな生活が嫌で高校入学と同時に家をでた
俺には弟がいて、そいつが継ぐだろうと思っていたからだ
住み始めたアパートの隣には俺を慕ってくれる慎がいて、気にかけてくれる慎の母親がいて
友達だってできた
その矢先の電話だった