Cherry



「悠斗君、美優の部屋入ってきてくれる…?
ごめんね、美優がわがままばっかり言っているから」



お母さん、何余計なこと言っているの…?
やだよ。



「呼ばないでよ
お母さんも悠斗も大嫌い!! グスン」



この腰の痛みや酷い貧血なんて
嫌な予感しかしないし



悠斗が部屋にきたし…涙しか出ない



「美優っ…!!
病院行って検査するよ!!」



ベッドの下に手が伸びてきてそのまま引っ張られてベッドから引きずり出され、軽々お姫様抱っこされる




「やだ!! 悠斗の鬼 グスン」



「とにかく行くぞ!!
美優には必要な検査なんだから頑張らないと」



抵抗しても全く効果なくそのまま車に乗せられて病院にまで連れていかれる。



車の中ではもちろん大泣きで……






















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