お隣さんのキケンな誘惑




あーこれは夢じゃないよな?


だけどこんな時に俺のお腹の音が鳴ってしまった。


グゥー


「安心したら何か腹減ってきた!」


「ふふふっ、雅紀はいつも腹減ったが口癖だよね?
せっかくプロポーズされて幸せだって感じてたのに!だけどそんな雅紀も好きだけどね?
多分、起きたらそう言うと思ってご飯は作ってるんだ!」


「さすがメー!で?今日の晩御飯は何?」


「雅紀と初めて出会った日に食べた肉じゃがだよ!まだ体調が戻ったわけじゃないし和食にしてみた!」


肉じゃがか…俺は肉じゃがを食べてメーに胃袋までも掴まれてしまったんだよな…。


俺達は二人でご飯を食べた。


確かに外食もいいがやっぱりメーの料理は最高に旨い。


料理を食べた後は俺も体調がだいぶよくなり薬を飲んだ後は二人でソファーに座ってテレビを見ていた!


「そう言えば今日はビール飲まねぇの?
俺はまだ病み上がりだけどメーは誕生日だし、俺に遠慮せず飲めよ?」


「今日はいいや…それよりケーキ食べたいかな?」


「じゃあロウソク立てて歌ってやるよ!」


俺は冷蔵庫からケーキを取り出してテーブルにケーキを置いて、ロウソクを立てると火を付けた。


電気を消して俺はメーにバースデイソングを掠れた声で歌った。


メーはロウソクの火を消して俺は電気をつけた。


「誕生日おめでとう!来年は二人でちゃんとデートしてお祝いしような?」


「来年は…二人じゃないよ?」


「はっ?」


俺は意味が分からず首を横に傾げた。
二人じゃないってまさか結婚はしないとか?
俺は動揺を隠せなかった。


「私も雅紀に報告があるんだ!」


「何だよ?」


俺はその報告をドキドキしながら聞いた。


「実はね、生理が遅れてて雅紀がシャワー浴びてる時にね、コレ使ったんだ。」


見ると妊娠検査薬と書かれた箱だった。
メーはそれを俺に見せて言った。


「赤ちゃんができたみたいなんだ!
私達の赤ちゃんだよ!まだ病院に行ってみなきゃわからないけどね。
今度の休みの日に産婦人科に行くよ。」


「マジか!」


俺はメーのお腹に手をあてた。
そっか…そうなのか…
だから来年は二人じゃないんだな!


「俺も父親になるのか!おーい、パパだぞ!」


「まだ病院にも行ってないし気が早いよ?」


「でも検査結果が陽性なんだし、ちゃんと赤ちゃんはメーのお腹に居るさ!」


「今から親バカになってたら先が思いやられちゃうよ!だそらそれも幸せだって思えちゃうんだろうね。」






大事な日には熱が出てしまったけど、こうしてプロポーズも成功して、赤ちゃんまで出来てるなんて幸せに過ぎる。


メーの誕生日だけど寧ろ俺の方が一番、喜んでいたかもしれかい。




メーと付き合う時にメーを幸せにしてやると決めた。



だけどこれからはメーとお腹にいる赤ちゃんを守っていくんだとそう心に俺は決めた。






【おわり】
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