私を本気にさせないで
溢れ出る気持ちを抑えることが出来なくて、気付いたら背伸びをし自分から大森君の唇にキスしていた。

「――え?」

唇を離せば当然大森君は瞬きもせず、驚いている。

もう逃げたくない。
その一心で素直な気持ちを伝えた。

「私も大森君が好き。……どうしようもないくらい、好き……」

大好きで大好きでどしようもないの。
みっともなく嫉妬してしまうほど好きなの。

いまだに瞬きもせず固まってしまっている大森君に、気持ちを伝えていく。

「さっきはごめんね。……好きだから、だから嫉妬しちゃったの。大森君が他の子とイブを過ごすなんて嫌だから。……私と一緒に過ごして欲しいから……」

こんなみっともない気持ちになるほど好きなの。
大森君が好き。
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