私を本気にさせないで
だけど今は来週に迫ったイベントを成功することだけを考えよう。
心にそう強く誓った。

だけど、その誓いも次の日の午後、脆く音を立てて崩れてしまった。


「え……ちょっと待って下さい、それ本当ですか!?」

昼休みがまだ終わっていない中、なぜか急に切羽詰った顔で部長に呼び出された。
大森君は外に昼食に出ているようで、オフィスに姿が見当たらず、急かす部長に慌てて部長室に入った瞬間、部長の口から信じられない言葉が飛び出した。

「本当に決まっているだろう。ミドヤの責任者がつい先ほど怒りに満ちた声で電話をしてきたよ」

「そんな……ちょっと待って下さい!話が違います!」

部長の前だと分かりつつも声を荒げずにはいられなかった。
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