絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①
ついさっきまで生きぬく事に固執していたが、2人ならそれもどうでもよくなってしまうから不思議だ。


あたしと翔吾は2人で老婆の前に立った。


「これで決定したよ」


桃乃が言う。


その時だった。


あたしは目の前の絵に釘付けになっていた。


この絵、遠くで見ると美女が見えていたけれど近くで見ると……。


そう思ったとき、隣にいたルキが突然痙攣し始めたのだ。


「電流が流れてる!」


翔吾が叫ぶ。


咄嗟に、あたしはルキの選んだ絵を確認していた。


やっぱり、そうだ!!


あたしたちは遠くで見てわかるものに惑わされてしまったのだ。


答えはこんなにも近くにあったのに。


ルキは目を見開き、泡を吹いてその場に倒れ込んだ。


床の上でビクビクと体を跳ねさせていたが、それもやがて止まり静かになってしまった。
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