元ヤン少女が進学校へ。
「…遠峰とうまく行きそうなのか?」
「いや、今のところ相手にもされてない…。」
「そ、そうか…。」
「ま!これからだろ…!」
と、前向きな遥也を見て
……初めて尊敬したかもしれない。
…そうだ。
せっかく話す機会を作ってくれたんだ。
俺もちゃんと、伝えよう。
会話もしないこんな関係、もう嫌だから。
だから……ちゃんと伝える。
遥也にもらった夏祭りの紙を見つめながら
俺はそんなことを思っていた……__