元ヤン少女が進学校へ。


「あー、面倒くさいから
夏期休業の初日に徹夜で終わらせた。」


「しょ、にち!?あの量を?」


「…おー。その頃はまだ不眠症だったんだよ。
……夏祭り以降治ったけどな…」


「不眠症?!え、なんか悩みでもあったの?
相談なら聞いたのに!」


「……ったく、おまえのせいだよ」


と、柊季はボソッと呟いた。


「ん?」


「いや、何でもない」


「そう?てゆうかさ、
前も聞いた気がするんだけど…
いつからそんなに真面目になったの?」


と、以前のように
他愛もない会話をするあたしたち。


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