恋愛格差
結局熟睡中の間男を座って見ている。
「なんなんだろ?」
完全に私に被さっていた優の体の下からズリズリと這い出てきても一向に起きない。
クークー
先程の恐ろしいオーラを持って襲いかかってきた男は
無邪気に寝ている。
「まつ毛、なが~」
まじまじと見てしまう。
やっぱ整ってるな、私のカレは。
いろいろあるけどやっぱ鼻が高い。
こんなハイスペックと付き合って、こんなに追いかけてもらえるなんて、まぁ有り難いよね。
本来ならポイッて捨てられるどころか鼻にもかけてもらえないハズ…
にやけてくる口許にハッとして
「だめだめ!私はもっとまっとうな恋愛して幸せな結婚がしたいんだ‼」
思わず声が大きくなる。
でもやっぱり今はまだ好きなんだよなぁ
自分の思いきりの無さにガッカリしていると
メールの着信。
『今日はサンキュー!無事帰れてる?また行こうな!イケメンカズ』
思わず笑ってしまった。
久々に楽しかった。
社会人になってから少し片意地張ってた自分が楽になれたよう。
バカみたいにはしゃげてよかった。
目の前の優の隣にコテンと横になり、
その穏やかな寝顔を見ていた。