あの約束をもう一度
思い出の約束
大好き。    そう言えば、
あのころの幼かったあいつはきっと

僕も大好き。

と、笑いながら言っていただろう。

私とあいつはすごく仲良しだった。

ある日私のお母さんが言った。
「あの子は、ちがう街に行かなくちゃいけないんだって。」

よくわからなかったけど、
あいつが遠くに行ってしまうことは
わかっていたのかな??

だからその日の夕方にこっそり家を抜けだした。
もう少ししたら遠くに行ってしまう、

友達のために。
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