叶うはずのない恋愛
「チャイム鳴るからそろそろ座りなあッ。」


結衣はそう言ってあたしの背中を押す。


「んじゃ、戻るね?」


あたしはそう言いながら
まだ紗紀と夏川が話してる席に行った。


「かえ、聞いてくれる?
夏川って合気道得意なんだってさ!」


「あれ、紗紀知らなかったんだ。あたしと夏川部活一緒だよ?」


あたしはそんな紗紀の天然さに苦笑しながら言った。


「だって夏川が合気道って変な感じするんだもんッ。」


紗紀は相変わらず笑顔で言う。


「三浦ひどいな。俺、こう見えても強いんだぜ?」


夏川は紗紀に真剣に言ってる。あたしはそんな2人の仲良さそうな場面を見て再び心の中で溜め息をついた。


「夏川、言う程強くないでしょ。」


あたしはわざと呆れたように言った。


「君がおかしいんだよ。剣道もできて合気道もできる。しかも剣道はこの県の代表者の認定もらえたんだろッ?」


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