もう一度君に逢えたなら
私は、ささっと準備を済ませて家を出た。


「行ってきます。」

「…行ってらっしゃい。」


数ヶ月たった今も、柚裡は玄関まで来てくれて

私にキスをしてからそう言う。


初めは恥ずかしさばかりが強かったけど

今は幸福感のほうが大きくなっていた。
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