もう一度君に逢えたなら
「あー…、楽しかったっ。」

「だな。んーじゃあそろそろ帰るかー。」


気づけば、だんだん日も落ちてきて

海の向こうに、綺麗な夕暮れが見えた。


「………ありがとね、柚裡。」

「ん?」

「人生で1番楽しい、お盆休みだった。」


私が言うと

ちゅ、と軽くキスをして

柚裡は俺も、と笑った。
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