温もりを抱きしめて【完】
「……夏希ちゃん、ありがとう」
伝えたいことはたくさんあったけど、最初に私の口から出たのはそんな言葉だった。
体を離して夏希ちゃんを見る。
「花壇の側通った時に、会長ファンの女子たちに連れられてく伽耶が見えたから。もしかしてって思って…」
そこまで言うと、夏希ちゃんは少し俯いた。
「……ごめんね、伽耶。冷静になれなくて…伽耶の気持ちまで考える余裕なかった」
「ううん。大事な友達の為だもん…夏希ちゃんが怒るのも、当然だと思う」
私がそう言うと、夏希ちゃんは顔を上げてこちらを見た。
まだ申し訳なさそうな顔をしている彼女に、私は笑ってみせる。
「親友って言ってくれて嬉しかった。そんな風に思ってくれるんだって」
「そんなの……当然じゃない。伽耶だって、私の大事な友達よ」
夏希ちゃんがフッと笑う。
それでもう、私たちを取り囲む空気は和らいだ。
出会ってからの付き合いは、まだたった数ヶ月。
それでも大事なのは、どれだけ濃密な時間を過ごしてきたかな訳で。
夏希ちゃんとはきっと、これからもそんな時間を過ごしていける友達になれると...そう感じた。
伝えたいことはたくさんあったけど、最初に私の口から出たのはそんな言葉だった。
体を離して夏希ちゃんを見る。
「花壇の側通った時に、会長ファンの女子たちに連れられてく伽耶が見えたから。もしかしてって思って…」
そこまで言うと、夏希ちゃんは少し俯いた。
「……ごめんね、伽耶。冷静になれなくて…伽耶の気持ちまで考える余裕なかった」
「ううん。大事な友達の為だもん…夏希ちゃんが怒るのも、当然だと思う」
私がそう言うと、夏希ちゃんは顔を上げてこちらを見た。
まだ申し訳なさそうな顔をしている彼女に、私は笑ってみせる。
「親友って言ってくれて嬉しかった。そんな風に思ってくれるんだって」
「そんなの……当然じゃない。伽耶だって、私の大事な友達よ」
夏希ちゃんがフッと笑う。
それでもう、私たちを取り囲む空気は和らいだ。
出会ってからの付き合いは、まだたった数ヶ月。
それでも大事なのは、どれだけ濃密な時間を過ごしてきたかな訳で。
夏希ちゃんとはきっと、これからもそんな時間を過ごしていける友達になれると...そう感じた。