幸せ行きのチケット
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

並木君に付き合おうと言った後、また涙が出そうになった。

でも我慢して涙をこらえた。

今はもう、並木君しかいないから。

だから涙を見せてはいけない。

自分は強いんだってことを見せつける。

もう誰も私を傷つけないでほしいから。

私は……強いから。






あの日から私は亜由美と一言もしゃべっていない。

もちろん祐輔とも…。

祐輔から何度も電話やメールが来た。

でも私は全部無視した。

本当は出たい。

でも、祐輔と亜由美が私を裏切ったのなら、私もそれに応じるしかない。

並木君とは、昼食の時に会うようになった。

放課後も、時々遊んだりしている。

卒業後の進路だって決めなければいけないのに遊んでいてはいけないよね。

ちょっと焦りを感じるようになってきた。


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