Rose of Blood 【リメイク版】
思わず後ずさった。


「何が……したいの? あのフード男の仲間なんでしょ!? 理由が聞きたいのは私の方!! 帰して……お願いだからっ家に帰してよ!!」


頭の中がグチャグチャで、もうどうしていいか分からなかった。早くここから逃げ出したいのに体の震えが止まらなくて、いう事を聞いてくれない。

頬に触れられ体が強張った。

冷たい手……。


「その顔で泣くな。」


その顔って……?

首を傾げた時、部屋のドアをノックする音が響き肩がビクッと跳ね上がった。


「入れ。」

「何かあったのか? って、お楽しみ中に俺を呼ぶってどういうこ、と……。」


部屋に入ってきた黒髪の男性は私を見るなり驚いた顔をした。


「この子は……まさか……ロ__」

「違う。 人間の女だ。」

「人間……そう、だな。 確かに気配が人間だ……。」


この人たちいったい何なの?気配が人間って……どっからどう見ても私は人間でしょ? 本当にヴァンパイアが存在すると思ってるの?



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