溺愛オオカミくんと秘密の同居。


私がそう言うと水無瀬くんは、はぁ……とため息を一つ溢した。



「別にお前と一緒に寝るの迷惑、なんて思ってねーよ。ベッド広いんだから離れて寝ればいいし」



まさか、水無瀬くんの口からそんな言葉が出てくるなんて思いもしなかった。



「じゃあ……」



私は、一番端に枕を置く。水無瀬くんも私の反対側の一番端に枕を置いた。



二人とも寝転ぶと電気を消し、



「おやすみなさい」



……と、言ったけどドキドキが止まらない。




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