溺愛オオカミくんと秘密の同居。
俺は、そう寄ってくる陽多を抱き上げた。
今、4歳で幼稚園に通い始めた。
俺と華湖の息子だ。
陽多と俺は顔が瓜二つらしい。(華湖いわく)
「ねー、ぱぱ聞いてー!」
「んー?どうした?」
一生懸命、幼稚園であった出来事を話始める陽多。
そんな陽多を抱き上げたままリビングまで移動した。
「真琴くん、ケチャップとデミグラスどっちがいい?今日、オムライスなの」
あぁ、あのいい匂いはオムライスだったんだと一人で納得。