愛も哀も
えっ....。




くノ一は何もしてこない。




俺は恐る恐る目を開けた。




くノ一は俺の腰にさした刀を取って、地面 に置いていた。




俺にはこの時くノ一が何がしたいのかわからなかった....。




くノ一は走って帰ろうとしていた。




「何で俺を殺さない....。」




俺は咄嗟に自分の疑問をぶつけてしまった。




くノ一は俺の言葉が届いたのか走っていた足を止めた。




「お前は....女を捨てた感情の無いくノ一何だろ....」




止まらなかった...。




くノ一はやっと俺の方を見ていった。




「お前は何もしてない......」




「俺はお前の顔を見た......」




「殺したくて殺し屋になった訳じゃない...」




くノ一はそう言い残すと去っていった。




くノ一はとても綺麗だった....。




それと同時に何故か悲しそうにも見えた..。








俺はまた君に会えるだろうかーー




俺がそんな希望抱くのは、まだまだ先の話であったーー
















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