彼等の呟き
『君待つと 我が恋居れば 我が屋戸の すだれ動かし 秋の風吹く』
訳:あなたのおいでを待って恋しく思っておりますと、我が家の戸口のすだれを動かして、秋の風が吹いております。

作:額田王(ヌカタノオオキミ)


私が個人的に好きな和歌でもあります。簡単かつ覚えやすい!
この主人公も気に入ってます。
書いていて楽しかったです。とっても。ちなみに、恋しく思ってる人は天智天皇だったりします。



『憶良めは 今はまからむ 子泣くらむ それそな母も 我を待つらむそ』

訳:わたくし憶良めは、もう退出いたしましょう。子が泣いておりましょう。その母親も私を待っていることでしょう

作:山上憶良(ヤマノウエノオクラ)


憶良くん大暴走の回でした。
個人的には書いていて一番楽しかったですね(笑)
この回だけ現代にしたのは、相方が前に憶良くんと同じ用な状況に陥ったのを思い出したからだったりします。


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