彼等の呟き
―俺は何故こんな所にいるのだろう。





そりゃあ上司に誘われた飲み会だ。断れる訳が無い。
普段だったら何の問題も無いのだ。しかし、今は違う。
今日はとあるゲームイベントの最終日だ。明日の0時までにクリアをしなければ当然クリア報酬は貰えない。それだけはなんとしてでも避けたい。


そしてもう一つ、これが非常に重要なのだ。
最近、残業続きだった俺は帰りが遅くいつも家族とはご飯を食えない。
それを寂しがってた妻が、早く帰ってたまにはご飯を一緒に食べましょう。と言ってきた。

勿論、ゲームの件もあって定時で帰る予定で居た俺は心良く了承したのだが―


今、飲み会の席にいる。
酔っ払ったじいさん共の相手をしながら。
< 6 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop