意気地なし

また

「ん…っ」


…やってしまった





「もうまじありえないから……」


昨日、部屋に着いたわたしは、勢いよくベッドに飛び込んで、そのまま寝てしまった





「はあ……シャワー浴びよ……」


身体を起こすのだけでも痛くて、顔をしかめてしまう





あのひとはきっと加減を知らない


だからこんなことできるんだ





……こんなこと思っても、なんの意味もないのに


わかってるのに





「シャワーシャワー」


わたしの口から出るのはこれだけ