気になる彼への恋心


言っては駄目なのかと悲しくなりつつ、じっと彼の言葉を待った。


「俺、藤堂さんの事特別だとは思ってるよ。だって、只のクラスメイト追いかけて、授業はサボらないでしょ。……でも」

「で、でも?」

「藤堂さんの事特別だって気づいたの、ついさっきだから正直困惑してるし、今藤堂さんの言葉聞いても何も答えれない」

「……そっか」


少し寂しくなって、喉まで出かかっていた言葉をしまう。

間接的にフラれたのか。しかし、特別だとは思ってくれている。

望みがあるのか。無いのか。

それは、私次第であり、彼次第でもある。


「答えれない、とは思うけど、何か藤堂さんに好きとか言われたら、俺、絶対好きになる……気がする」

「っ~~!」


望みはもう目の前まで来ているのかもしれない。

いつか来るかもしれないその時に、またちゃんと彼に好きだと言おう。

そう決めた。



【END】




< 37 / 37 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:8

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

神様には成れない。

総文字数/278,057

恋愛(純愛)488ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「俺はね、死んだときに迎えに来てくれるのが 瀬戸さんだったらいいなって思ったんだ」 それは一つの告白から始まる 友達以上恋人未満の曖昧な関係。 何気なく私に触れる彼は 恋が分からないと謂ったのだ。 【神様には成れない。】

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop