空に浮かぶ虹、アスファルトに浮かぶ虹
「そんなの、もちろんOKですよ。どっちにしても、売らなくちゃって、俺も思ってたんで、そんないい条件ならこっちからお願いしますって感じっすよ。」
「じゃ、取引成立だな。」
男は書類を、宙に投げ渡した。
「名変は、てめえでやるんだぞ。」
ほんの数十分の間に、宙と晴、ふたりの愛機が大きく動きはじめた。
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