ラブコメの神様、微笑んで!
 
 ──それにしても、



「なんか今日、一段と女子が居残ってない?」

「…僕も思った。」



 風太も同じことを考えていたようだ。


 女子が放課後を憩いの時間として割いているのはいつものことだけれど、本当に今日はいつもの何倍、…何十倍?


 しかも教室でお喋りじゃなくって、ざわざわと廊下に集まっているものだから、気味が悪い。殺虫剤でも撒いたらカサカサとどっか行ってくれるだろうか。


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