イジワル同居人は御曹司!?
「もういいだろ。俺はロビーで待ってる」
奏さんはスルリと繋いだ手を離すと出口の方へスタスタ歩いて行ってしまった。
「ええ…と、あの、その」
後を追いかけたい、けどドレス姿の歩を独り残す訳には行かない。
私がモタモタしていると「すみません!お腹が痛いのでトイレに行かせてください!」
隣からテストを抜け出す学生みたいな言い訳が聞こえて来た。
「直人さん、申し訳ありませんが荷物を見ててください!絶対目を離さないで」
「だ、大丈夫か?」
直人、と呼ばれたイケメンは突然の事に面食らいながらもコックリ頷いた。
優梨奈は裾を持ち上げフンワリとウエディングドレスを翻す。
そのまま小走りでブライダルサロンから出て行った。
取り残された私と歩はお口あんぐり状態。
「其れで如何いたしましょう?」
不穏な空気を感じたのか大木は恐る恐る声を掛けてきた。
私達はハッと我に返る。
「何やってんのよ!紗英!」
歩は私をキッと睨みつけた。
「追っかけなさいよ!」
「ええ?」
何で私が…?!
私は顔を引き攣らせる。
奏さんはスルリと繋いだ手を離すと出口の方へスタスタ歩いて行ってしまった。
「ええ…と、あの、その」
後を追いかけたい、けどドレス姿の歩を独り残す訳には行かない。
私がモタモタしていると「すみません!お腹が痛いのでトイレに行かせてください!」
隣からテストを抜け出す学生みたいな言い訳が聞こえて来た。
「直人さん、申し訳ありませんが荷物を見ててください!絶対目を離さないで」
「だ、大丈夫か?」
直人、と呼ばれたイケメンは突然の事に面食らいながらもコックリ頷いた。
優梨奈は裾を持ち上げフンワリとウエディングドレスを翻す。
そのまま小走りでブライダルサロンから出て行った。
取り残された私と歩はお口あんぐり状態。
「其れで如何いたしましょう?」
不穏な空気を感じたのか大木は恐る恐る声を掛けてきた。
私達はハッと我に返る。
「何やってんのよ!紗英!」
歩は私をキッと睨みつけた。
「追っかけなさいよ!」
「ええ?」
何で私が…?!
私は顔を引き攣らせる。