The Ordinary Youthーありきたりな青春ー
一、二、三時間目がテストで、
四時間目は自習だ。
テストが終わったら帰らせて
と思うけど、先生側からしたら
家に帰ってから勉強するわけがない、
という魂胆なのだろう。
範囲が膨大な世界史に手をつける。
教科書のページは……。
「ユウキ、ここわかる?」
「え。」
今日も先生はいない。
それなのに、立野が質問してきた。
「あ、理科?ちょっと待って、」
レンはいるのに。
ちょっと嬉しくなって、
別のノートを取り出す。
立野のノートを凝視する。
もう復習した問題だった。
「ここは、」
レンからの視線は感じない。
立野の顔が近い。